40歳でGAFAの部長に転職した僕が、20代に学んだ仕事に対する考え方
自分は普段からKindlePaperwhiteで読書をするのですが、同時にkindleunlimitedというサービスにも加入しています。
このサービスはアマゾンが提供しているサブスクリプションサービスの一つで、端的に説明すると「1か月980円で本読み放題」のサービスになります。
といってもAmazonで出品されている本がすべて読み放題に含まれるわけではなく、対象の一部の本が読み放題になります。
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/hz/bookshelf?shoppingPortalEnabled=true
リンクを貼っておくので、気になる方はぜひ飛んでみてください。
話が早速逸れてしまったのですが、本題の本紹介に移っていきたいと思います。
今回ご紹介する本は
「40歳でGAFAの部長に転職した僕が、20代に学んだ仕事に対する考え方」です。
人に流されやすい自分は、レビューを見て「新卒にこそ読んでほしい」という文言を見つけて、読み始めてしまいました(笑)
この本は、主人公とその上司Nとの対話の中で、様々なトピックに焦点が当てられ社会人として心に刻みたい心得が紹介されます。驚くほど読みやすく、1時間程度で読めてしまいます。では早速自分が参考になった心得3つご紹介いたします。
1,「考える」 とは「要素分解」すること
考えると思いつくは全然違うからね。 思いつきで要素分解しても抜け漏れ が圧倒的に多くなるよ。
寺澤伸洋. 40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方 (Kindle の位置No.273-274). Kindle 版.
「美味しいカレーを作る」というテーマについて考えて、提案をしなければいけない場面があったとします。
その際にどのように進行させていくか。
主人公はこの問いに関して「まず食材は・・・」とカレーの材料の話を先に深堀しようとして、上司に引き留められます。
まずテーマ・命題について、思い付きで考えるのではなく、MECEに要素分解することが大切であると上司Nは述べます。
つまり、カレーの材料の話をする前に、カレーをそもそも提供する相手は?
カレーの種類は?お皿は?などなどカレーにまつわる要素を横展開することが必要であるということです。(同様の粒感で)
そのコツとしてNは4つのフレームワークを紹介します。
①水平思考(思考を横に広げること。業界/カテゴリ/職種/人種などを広げる。)
③思考の高さ(選手目線?監督目線?顧客目線?部長目線などで①②を再思考)
④時系列(過去・現在・未来で①~③を再思考)
2,論理の飛躍をなくす
「ジャンクフードを食べると肥満になる」この文章は一見、論理の飛躍に見えない気がするかもしれないが、実はそれが発生している。
✖:ジャンクフード(原因)→肥満(結果)
〇:肥満(結果)→ジャンクフード
→運動不足
→食後すぐ寝る
このように原因と結果を短絡的に考えるのではなく、結果からブレイクダウンしていくやり方だと、要素分解が非常にしやすい。
ただここで上司Nは主人公に1点指摘をする。
「各要素の粒度を合わせてみて」
ジャンクフード・運動不足・食後すぐ寝る
この3つの要素分解はそれぞれ粒度が違う。ジャンクフードはかなり具体的だが、運動不足は抽象的。
これの何が問題なのかというと、その後の要素分解につなげにくいということだ。
✖:肥満(結果)→ジャンクフード
→運動不足
→食後すぐ寝る
〇:肥満(結果)→食生活
→運動不足
→生活時間帯
上記の要素分解であれば、確かに以降のブレイクダウンにつなげやすい。
3,フローを書くときのこつ
本書はほかにもホワイトボードの使い方など、基本的な仕事のコツなど多く紹介しており、上記のような「フロー表」も紹介されていました。
フローを描くときには、縦に登場人物。横に時系列を置くというのが基本。
時間は左から右に流れて、矢印が時系列を戻ってはいけない。あと一番のコツは最初に登場人物は洗い出しておくこと。
寺澤伸洋. 40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方
4,まとめ
今年から社会人になる方、また新卒2~3年目の方は読む価値のある本なのではないかなと思います。上司と部下の会話形式でビジネス基礎が学べるので、本当にすらすら読めてしまいます。